白蛇(読み)シロヘビ

デジタル大辞泉 「白蛇」の意味・読み・例文・類語

しろ‐へび【白蛇】

アオダイショウ白化したもの。山口県岩国市に生息するものは、神の使いとして特に昔から保護されてきた天然記念物

はく‐じゃ【白蛇】

白色のへび。しろへび。

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精選版 日本国語大辞典 「白蛇」の意味・読み・例文・類語

しろ‐へび【白蛇】

  1. 〘 名詞 〙 皮膚うろこ)に色素を欠き全身白色となった白子ヘビ総称。様々な種類にみられるが、特にアオダイショウの白子をさす。山口県岩国市には白化したアオダイショウが棲息し、国の天然記念物に指定されている。
    1. [初出の実例]「白蛇の穴入おがむ祭り哉」(出典:俳諧・八番日記‐文政四年(1821)九月)

はく‐じゃ【白蛇】

  1. 〘 名詞 〙しろへび(白蛇)
    1. [初出の実例]「Facuja(ハクジャ)。シロイ ジャ」(出典日葡辞書(1603‐04))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「白蛇」の解説

白蛇 (シロヘビ)

学名Elaphe climacophora
動物。ナミヘビ科の無毒ヘビであるアオダイショウの白化型(アルビノ)

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の白蛇の言及

【ヘビ(蛇)】より

…したがって蛇を見ることを忌み,それを直接指さすと指が腐るといって切り捨てるまねをしたり,夜,口笛を吹くと蛇がくるといってこれを戒めた。とくに白蛇は神使(しんし)として神聖視し,屋根裏にすむアオダイショウなどを家の神として敬ったのもネズミの天敵として有益な働きをしたからであろう。ことに蚕を害される養蚕農家などが蛇を尊んだこともうなずかれる。…

※「白蛇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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