白詰草(読み)シロツメクサ

デジタル大辞泉 「白詰草」の意味・読み・例文・類語

しろ‐つめくさ【白詰草】

マメ科多年草。茎は地をはい、3枚の小葉からなる複葉。夏、葉の付け根から花柄を伸ばし、白い小花を密集してつける。ヨーロッパ原産で、牧草などとして栽培もされるが、野生化している。名は、江戸時代に渡来したギヤマンを入れた箱の詰め物に使われたことによる。クローバー。オランダげんげ。つめくさ。 春》
[類語]クローバー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ようえき 名詞

精選版 日本国語大辞典 「白詰草」の意味・読み・例文・類語

しろ‐つめくさ【白詰草】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科の多年草。ヨーロッパ原産で、弘化年間(一八四四‐四八)に渡来したといわれ、牧草・緑肥として植栽されるほか、各地に野生化している。細く地をはう茎から長柄をもち、ふつう長さ一~二センチメートルの倒卵形の三個の小葉からなる葉を互生する。夏、葉腋(ようえき)から長い花柄をのばし、小さな白色蝶形花が密集した径二センチメートルぐらいの球状花序を出す。クローバー。オランダげんげ。つめくさ。オランダうまごやし。《 季語・春 》 〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「白詰草」の解説

白詰草 (シロツメクサ)

学名Trifolium repens
植物。マメ科の多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android