白雲慧暁(読み)ハクウンエギョウ

デジタル大辞泉 「白雲慧暁」の意味・読み・例文・類語

はくうん‐えぎょう〔‐ヱゲウ〕【白雲慧暁】

[1223~1298]鎌倉中期の臨済宗の僧。讃岐さぬきの人。勅諡号ちょくしごう仏照禅師。初め比叡山に学び、のち泉涌寺戒律を学ぶ。文永3年(1266)渡宋、帰国後、東福寺4世を継いだ。

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精選版 日本国語大辞典 「白雲慧暁」の意味・読み・例文・類語

はくうん‐えぎょう‥ヱゲウ【白雲慧暁】

  1. ( 鎌倉中期の臨済宗の僧 ) ⇒えぎょう(慧暁)

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朝日日本歴史人物事典 「白雲慧暁」の解説

白雲慧暁

没年永仁5.12.25(1298.2.7)
生年貞応2(1223)
鎌倉時代の臨済宗の僧。讃岐(香川県)の人。諡号は仏照禅師,別に隠谷子とも号す。東福寺第4世。はじめ比叡山で天台を学び,25歳で京都東山の泉涌寺に入り律宗の僧侶となる。のち円爾に参じて禅宗に帰投した。8年間の修行を経て,39歳のときに入宋した。当地にて大悟し,帰国して円爾の法を嗣いだ。九条忠教に招かれて東福寺の住持となったのは正応5(1292)年。永仁1(1293)年に退いて洛北に 栗棘庵を結ぶ。この庵名から,白雲一門は栗棘門派と呼ばれる。円爾の示寂直前に進んで伝法灌頂を受けるなど,密教護持にも熱心であった。<著作>『仏照禅師語録』『由迷能起』

(石井清純)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白雲慧暁」の解説

白雲慧暁 はくうん-えぎょう

1223-1298* 鎌倉時代の僧。
貞応(じょうおう)2年生まれ。臨済(りんざい)宗。比叡(ひえい)山で天台教学,京都泉涌(せんにゅう)寺で戒律をまなぶ。京都東福寺の円爾(えんに)に師事し,文永3年(1266)宋(そう)(中国)にわたる。のち円爾の法をつぎ,東福寺の住持となった。永仁(えいにん)5年12月25日死去。75歳。讃岐(さぬき)(香川県)出身。諡号(しごう)は仏照禅師。著作に「仏照禅師語録」「由迷能起(ゆめのき)」。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白雲慧暁」の意味・わかりやすい解説

白雲慧暁
はくうんえぎょう

[生]? 讃岐
[没]永仁5(1297).12.25.
鎌倉時代の臨済宗の僧。初め比叡山に登り,『法華玄義』などを学び,17歳で得度した。文永3 (1266) 年宋に渡って禅を学び,帰国後に東福寺第4世となった。語録2巻がある。

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