百尺竿頭に一歩を進む(読み)ヒャクシャクカントウニイッポヲススム

デジタル大辞泉 「百尺竿頭に一歩を進む」の意味・読み・例文・類語

百尺竿頭ひゃくしゃくかんとう一歩いっぽすす

《「伝灯録」から》百尺竿さおの先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。すでに努力工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて説くことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「百尺竿頭に一歩を進む」の意味・読み・例文・類語

ひゃくしゃくかんとう【百尺竿頭】 に 一歩(いっぽ)を進(すす)

  1. ( 「景徳伝燈録‐一〇」の「百尺竿頭歩、十方世界是全身」による ) すでに到達した極点より、さらに向上の歩を進める。また、十分に言辞をつくした上に、さらに一歩を進めて説く。百尺の竿頭に一歩を進む。ひゃくせきかんとうに一歩を進む。
    1. [初出の実例]「更に百尺竿頭(ひゃくシャクカントウ)一歩(いっポ)を進(スス)めて、『そんならお父様は誰が生んだのだ』」(出典:閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉雪子問答‐人類根源)

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