皇天(読み)コウテン

デジタル大辞泉 「皇天」の意味・読み・例文・類語

こう‐てん〔クワウ‐〕【皇天】

天をつかさどる神。上帝。天帝
ながら―殊に吾一人を択んで」〈蘆花不如帰
天皇皇室
なほ―を戴く者少なく候ふ間」〈太平記・三七〉

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精選版 日本国語大辞典 「皇天」の意味・読み・例文・類語

こう‐てん クヮウ‥【皇天】

〘名〙 (「皇」は天を尊ぶ意)
① 天を主宰する神。天。天帝。上帝。
続日本紀‐天平勝宝六年(762)七月丙午「朕聞。皇天輔徳。徳勝不祥」 〔詩経‐周頌・雝〕
② 天皇。天子。皇室。
※本朝文粋(1060頃)三・弁耆儒〈大江挙周〉「自然駿珍競至。朝皇天者。皆十五儒鶴板遙通」

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普及版 字通 「皇天」の読み・字形・画数・意味

【皇天】こう(くわう)てん

天。主宰神。〔楚辞九章、哀〕皇天の命を純(おほ)いにせざる 何ぞ百姓の震愆(しんけん)する

字通「皇」の項目を見る

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