(読み)コウ

  • ▽皇
  • おう
  • すべ
  • すべら
  • すべらぎ
  • すべろぎ
  • すめ
  • すめら
  • 漢字項目
  • 皇/黄

デジタル大辞泉の解説

[音]コウ(クヮウ)(漢) オウ(ワウ)(呉) [訓]きみ すめらぎ すべらぎ
学習漢字]6年
〈コウ〉
天の偉大な神。造物主。「皇天
天子。王。君主。「皇帝教皇
天皇。「皇居皇后皇室皇族皇太子上皇
日本のこと。「皇紀皇国
(「惶(こう)」と通用)あわただしい。「倉皇
〈オウ〉天皇。「皇子天皇(てんのう)人皇(にんのう)法皇
[難読]皇孫(すめみま)天皇(すめらみこと)皇子(みこ)皇女(みこ)
[接頭]神や天皇に関係ある語に付いて、尊び、褒めたたえる意を表す。すべ。「神」「御祖(みおや)」「孫(みま)」
[補説]「すめら」は、多く天皇に関して用いられるが、「すめ」は、諸神に関しても用いられる。
[接頭]天皇に関する事柄を表す語に付いて、敬意をこめてほめたたえる意を表す。すべら。「御軍(みくさ)」
〈皇〉⇒こう
〈黄〉⇒こう
[接頭]すめ(皇)」に同じ。「神」
[接頭]すめら」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

接頭
すめに同じ。 -神
接頭
すめら(皇)に同じ。
すめろぎ天皇
接頭
名詞に付いて、それが神・天皇に関係あることを表し、敬意をこめてほめたたえる気持ちを表す。すべ。 -がみ -みま -おおみかみ
接頭
天皇に関する事柄を表す語に付いて、敬意をこめてほめたたえる意を表す。すべら。 -みこと -みくさ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

※為相本曾丹集(11C初か)「あはれ、たづきありせば、百敷の大宮仕へつとむとて、すべら御垣(みかき)面馴(おもな)れ、あした夕べとも馴らさまし」
〘名〙 (「すべらき」とも) =すめろき(天皇)
古今(905‐914)仮名序「いま、すべらきのあめのしたしろしめすこと、よつのとき、ここのかへりになんなりぬる」
〘語素〙 名詞の上に付いて、それが、または天皇に関することであることを表わし、尊び、ほめたたえる気持を示す。「皇神(すめかみ)」「皇弟(すめいろと)」「皇御神(すめみかみ)」など。すべ。
[補注](1)「すべ」という形を後世とることもあり、語源は動詞「すぶ()」と考えられていたが、上代特殊仮名遣いの上からは、「すぶ」の語尾乙類、「すめ」は甲類なので、疑問である。
(2)「すめ」と「すめら」については「すめら(皇)」の補注を参照。
〘名〙 (「ら」は接尾語) 天皇、あるいはこれと深い関係のある人や神のを、敬意をこめて表わす。すべら。「皇辺(すめらへ)」、「天皇(すめらぎ)」、「皇御国(すめらみくに)」など他の語と複合して用いることも多い。
※続日本紀‐文武元年(697)八月一七日「現つ御神と大八島国知ろしめす天皇(すめら)が大命(おほみこと)らまと詔(の)りたまふ大命」
[補注]この語形の基になる「すめ」は、地方神的な神をさす用例が多いが、「すめら」の形では、大部分が天皇、特に現在の天皇をさしていう表現に用いられている。
〘語素〙 =すめ(皇)

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