皇太后宮職(読み)コウタイゴウグウシキ

大辞林 第三版の解説

こうたいごうぐうしき【皇太后宮職】

中務なかつかさ省に属し、皇太后に関する事務をつかさどった職司。長官は皇太后宮大夫。明治官制では宮内省に属した。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こうたいこうぐう‐しき クヮウタイコウグウ‥【皇太后宮職】

〘名〙
① 皇太后宮に関する事務をつかさどった役所。中務(なかつかさ)省に属し、大夫一人、亮一人、大少進各一人、大少属各一人のほか、舎人(とねり)などが置かれた。令には皇太后宮職は見えないが、これを含む中宮職が規定されている。
※三代実録‐天安二年(858)一一月二五日「宣詔内外云。宜元中宮職。為皇大后宮職
② 明治二年(一八六九)七月に設置され、宮内大臣の管理の下に、皇太后宮に関する事務をつかさどった宮内職。大夫、主事、属、女官を置く。昭和二〇年(一九四五)廃止。

こうたいこうぐう‐しょく クヮウタイコウグウ‥【皇太后宮職】

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世界大百科事典内の皇太后宮職の言及

【皇太后】より

…平安時代に嵯峨天皇皇后橘嘉智子および淳和天皇の皇后正子内親王がそれぞれ淳和,仁明両天皇の践祚により母后でないのに皇太后に転上して以来,天皇との血縁関係とは別に,皇代の遷替に伴って后位を変更する例が開かれ,さらに太皇太后に転上するべきところを,皇太夫人から皇太后に転じた例,皇太后のままとどまっている例も生じ,后位者相互の関係により皇太后と定められることも行われた。令制によると,三后には中宮職が付置されるとあり,平安時代初期まではこの原則が遵守されたが,一后一職司制が成立して皇太后には皇太后宮職が付置されるようになった。江戸時代,皇太后を大宮といい,その居所を大宮御所という。…

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