皇座山(読み)おうざさん

日本歴史地名大系 「皇座山」の解説

皇座山
おうざさん

熊毛半島の南端にそびえる標高五二六・七メートルの山。おお(屋代島)をはじめ九州・四国などの多島海景観に優れ、瀬戸内海国立公園の一部である。

同半島の大星おおぼし(四三八メートル)とともに瀬戸内火山帯に属し、輝石安山岩よりなる。山頂は草原状をなし、丘陵には集塊岩状の巨石が露出している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皇座山」の意味・わかりやすい解説

皇座山
おうざさん

山口県南東端,室津半島南部の山。柳井市上関町の境にある。標高 526m。火山丘で花崗岩の上に安山岩が載り,山頂部は緩斜面で,皇座山ベビー牧場がある。室津からドライブウェーが通じる。展望にすぐれ瀬戸内海国立公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の皇座山の言及

【上関[町]】より

…1969年上関大橋が室津との間に架かって光市からの県道が長島西端四代(しだい)まで通じ,遊漁客が多い。室津背後の皇座(おうざ)山(527m)は瀬戸内海国立公園の一部で,西瀬戸内海の絶好の展望台である。【三浦 肇】。…

※「皇座山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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