皇族会議(読み)コウゾクカイギ

デジタル大辞泉 「皇族会議」の意味・読み・例文・類語

こうぞく‐かいぎ〔クワウゾククワイギ〕【皇族会議】

皇族に関する重要事項を審議・決定した旧皇室典範機関天皇成年の皇族男子で構成された。第二次大戦後、皇室会議改組改称

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精選版 日本国語大辞典 「皇族会議」の意味・読み・例文・類語

こうぞく‐かいぎクヮウゾククヮイギ【皇族会議】

  1. 〘 名詞 〙 明治二二年(一八八九制定の皇室典範に基づき、皇族に関する重要事項を審議、決定した機関。天皇親臨のもとに、成年の皇族男子で構成。内大臣枢密院議長宮内大臣司法大臣、大審院長なども列席したが表決権はなかった。昭和二二年(一九四七)皇室会議に改組された。
    1. [初出の実例]「皇族会議は成年以上の皇族男子を以て組織し」(出典:皇室典範(明治二二年)(1889)五五条)

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世界大百科事典(旧版)内の皇族会議の言及

【皇室】より

…また,天皇の財産たる御料を中心とした膨大な皇室財産も国有財産から区別され,議会の統制をうけず,皇室事務費用は国庫より支出される定額の皇室経費のほか,御料財産によってまかなわれた。なお,皇室関係の重要事項を審議するために,成年以上の皇族男子で組織する皇族会議がおかれた。 日本国憲法下では,憲法を最高法規とする一元的法体系が成立しているので,天皇と皇族の集合としての皇室も,原則的に一般国民と同様の法的地位におかれ,皇室自律主義は否定されている。…

※「皇族会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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