盛世慈生人丁(読み)せいせいじせいじんてい

旺文社世界史事典 三訂版 「盛世慈生人丁」の解説

盛世慈生人丁
せいせいじせいじんてい

清朝の1711年の人丁数(2400万余人)を定数とし,それ以後の調査によって増加した人丁の呼称
これに対しては人頭税丁銀)の徴収を免除し,単にその数を知るための戸籍簿(盛世慈生人丁冊)を作るにとどめた。これにより丁男の過少申告はなくなり,統計上の人口数は激増した。聖祖康熙 (こうき) 帝の善政の1つに数えられる。

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