丁男(読み)テイダン

デジタル大辞泉 「丁男」の意味・読み・例文・類語

てい‐だん【丁男】

丁年男子一人前の男。律令制では、21歳以上60歳までの男子。ていなん。⇔丁女

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精選版 日本国語大辞典 「丁男」の意味・読み・例文・類語

てい‐なん【丁男】

  1. 〘 名詞 〙 成年の男子。一人前の男子。令制では、二一歳以上六〇歳までの男子。ていだん。→
    1. [初出の実例]「庶民生丁男五口已上者、免其課役」(出典続日本紀‐天平宝字三年(759)六月丙辰)
    2. 「而して丁男の課役一歳僅に二日」(出典:地方官会議日誌‐一〇・明治八年(1875)七月二日)
    3. [その他の文献]〔漢書‐主父偃伝〕

てい‐だん【丁男】

  1. 〘 名詞 〙ていなん(丁男)〔広益熟字典(1874)〕

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旺文社世界史事典 三訂版 「丁男」の解説

丁男
ていだん

成年に達した男子
北魏では15〜70歳,隋では当初18〜59歳とした。のち20歳以下を中男として丁男を21〜59歳にあらため,唐もこれを継承したが,763年には25〜54歳に縮小した。均田制により給田され,租庸調納入兵役義務を負った。

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