相愛(読み)ソウアイ

デジタル大辞泉 「相愛」の意味・読み・例文・類語

そう‐あい〔サウ‐〕【相愛】

[名](スル)互いに愛し合うこと。「相思相愛の仲」
「この瞬時の愛はかの天上たましいの―するに殊ならざるべし」〈鴎外訳・即興詩人
[類語]相思

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精選版 日本国語大辞典 「相愛」の意味・読み・例文・類語

そう‐あいサウ‥【相愛】

  1. 〘 名詞 〙 互いに愛し合うこと。愛し愛されること。
    1. [初出の実例]「骨肉でも他人と同じ様になり、親切の心はなうなりて、相愛せぬになりて、溥(あま)ねひ処へゆきたたぬ」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講)
    2. 「ある女学生が相愛してゐた男」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉七四)

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普及版 字通 「相愛」の読み・字形・画数・意味

【相愛】そう(さう)あい

あい愛する。〔戦国策、斉三〕或ひと~曰く、君の舍人と爲りて、夫人と相ひ愛しむは、亦た甚だ不義なり。君其れ之れをせと。孟嘗君曰く、貌(かほ)を睹(み)て相ひぶは人のなり。其れ之れを錯(お)きて、言ふ勿(なか)れと。

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