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真・善・美について しん・ぜん・びについてCours de philosophie sur le fondement des idées absolues du vrai, du beau et du bien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

真・善・美について
しん・ぜん・びについて
Cours de philosophie sur le fondement des idées absolues du vrai, du beau et du bien

フランスの哲学者ビクトル・クーザンの主著。彼の唯一の体系書で,その折衷主義の理念を端的に示す。 1853年刊。 18世紀の哲学には感覚 (J.ロック) ,感情 (常識哲学) ,理性 (カント) を重視するさまざまな立場があり,その結果陥った懐疑論を克服することが 19世紀哲学の課題であるとして,全実在を包括する折衷主義を考えた著者は,感覚,感情,理性の3段階を通して美的,道徳的,形而上学的真理をとらえようとした。これらの真理は,完全美,正義なる摂理,絶対的真である絶対存在を前提としている。心理学的方法を用いながらもクーザンの体系は,一種の同一哲学となっている。

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