日本歴史地名大系 「真宗大谷派函館別院」の解説 真宗大谷派函館別院しんしゆうおおたにははこだてべついん 北海道:渡島支庁函館市旧函館区地区函館元町真宗大谷派函館別院[現在地名]函館市元町函館山北東麓にある別院。隣接してハリストス正教会・元町カトリック教会などがある。本尊は阿弥陀如来。宝暦一一年(一七六一)の「御巡見使応答申合書」によると、松前専念(せんねん)寺の末寺で当初は木古内(きこない)村(現木古内町)にあり、のち泉沢(いずみさわ)村(現同町)に再興された。箱館に移転して東在の一向宗寺院を支配、はじめは弥陀堂と号したが、宝暦九年に浄玄(じようげん)寺と改号したという。「福山秘府」は元禄三年(一六九〇)泉沢に建立、宝永六年(一七〇九)箱館に移転とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by