デジタル大辞泉 「真実の口」の意味・読み・例文・類語 しんじつ‐の‐くち【真実の口】 《Bocca della Verità》イタリアの首都ローマのサンタマリアインコスメディン教会の外壁にある石造の円盤。海神トリトーネの浮き彫りが施されている。もとは古代ローマ時代の下水溝の蓋であると考えられている。偽りの心をもつ人が海神の口に手を入れると抜けなくなる、または切り落とされるという伝説がある。映画「ローマの休日」に登場し、観光名所になった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「真実の口」の意味・わかりやすい解説 真実の口【しんじつのくち】 イタリア,ローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会壁面にある彫刻。教会はテベレ川のほとり,パラティーノ橋近くにあり,大理石に彫られているトリトンの顔は古代のマンホールだったともいわれ,〈嘘つきが開いた口に手を入れると食べられて抜けなくなる〉という言い伝えで知られる。W.ワイラー監督の映画《ローマの休日》(1953年)でヘプバーンの演じるワンシーンはあまりにも有名。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報