サンタマリアインコスメディン教会(読み)サンタマリアインコスメディンキョウカイ

デジタル大辞泉 の解説

サンタマリア‐イン‐コスメディン‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【サンタマリアインコスメディン教会】

Basilica di Santa Maria in Cosmedinイタリアの首都ローマにある教会。6世紀の創建。8世紀、ローマ教皇ハドリアヌス1世により拡張され、12世紀にロマネスク様式の7層の鐘楼が建てられた。東ローマ帝国偶像破壊アイコノクラズム運動を逃れてきたギリシャ人が手がけたモザイクが残っている。外壁にある真実の口観光客に人気がある。

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世界の観光地名がわかる事典 の解説

サンタマリアインコスメディンきょうかい【サンタマリアインコスメディン教会】

イタリアの首都ローマにあり、「真実の口」(ボッカデラヴェリタ、La Bocca della Verità)のある教会として有名。チルコ・マッシモやカラカラ浴場跡など古代ローマの遺跡が多く残る一角、ボッカデラヴェリタ(真実の口)広場に面して建つ、7層の鐘楼(しょうろう)をもつロマネスク様式の教会である。古代ローマ時代から繁華街(食料市場)だった場所に、6世紀ごろ、ギリシア人住民の教会として建てられた。「真実の口」は、もともとは下水溝のふただったと考えられているもので、教会入り口の柱廊の左側の壁に立てかけられている。海神トリトーネのレリーフがあり、その口は嘘を言う者の手を噛みきる、という中世からの言い伝えがある。映画『ローマの休日』で有名になった。

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