(読み)ボウ

デジタル大辞泉 「眸」の意味・読み・例文・類語

ぼう【眸】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ボウ(漢) [訓]ひとみ
ひとみ。「眸子双眸明眸

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「眸」の意味・読み・例文・類語

ぼう【眸】

  1. 〘 名詞 〙 ひとみ。まなこ。目。
    1. [初出の実例]「眸(ボウ)を定めて之を見れば即ち人なり」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三三)

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普及版 字通 「眸」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 11画

[字音] ボウ
[字訓] ひとみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は牟(ぼう)。〔説文新附〕四上に「目の子なり」とあり、瞳をいう。〔孟子、離婁上〕「人を存(み)るは、眸子より良きは(な)し」とあり、眸は心の窓といわれる。〔子、非相〕に「堯・は參牟子なり」とあり、牟をその字に用いる。〔説文〕四上に「は目に牟子無きなり」と、牟を用いている。

[訓義]
1. ひとみ、め。
2. よくみる。
3. 字はまた牟に作る。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕眸 万奈古(まなこ) 〔和名抄〕眸 比度美(ひとみ)、一訓、眼(奈古、まなこ)と同じ 〔名義抄〕眸 マナコ・ヒトミ・マナジリ

[語系]
眸・牟miuは目miukと同系の語。目の中に眼珠があり、眼珠の光の鋭い部分が眸である。

[熟語]
眸光・眸子眸矚・眸前
[下接語]
盈眸・回眸・凝眸・群眸・黒眸・昏眸・瞋眸酔眸・睡眸・寸眸・清眸・精眸・閃眸・双眸・注眸・放眸・明眸・揚眸・両眸・斂眸

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