睫を読まれる(読み)マツゲヲヨマレル

デジタル大辞泉 「睫を読まれる」の意味・読み・例文・類語

睫まつげを読よま◦れる

1 《狐にまつげを数えられると化かされるという俗信から》だまされる。化かされる。
「女は化け物、姫路のおさかべ狐もかへって眉毛よまるべし」〈浮・五人女・一〉
2 《まつげは自分のものなのに、自分では数えられないところから》自分では気づかずに、他人にいいようにされる。ばかにされる。
「親仁めに―◦れて」〈浮・曲三味線・一〉
[類語]罠に掛かる・一杯食う・口車に乗る・術中に陥る・してやられる

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精選版 日本国語大辞典 「睫を読まれる」の意味・読み・例文・類語

まつげ【睫】 を 読(よ)まれる

  1. ① ( 俗に、狐に睫を数えられると狐の魔力にかかって化かされるというところから ) 化かされる。だまされる。
    1. [初出の実例]「めもあはずねぬ夜口おし時鳥をのが初音をまつけよまれて」(出典:狂歌・後撰夷曲集(1672)二)
  2. ② ( 睫は自分のものでありながら、自分では数えられないところから ) 自分では気づかないで、他人にいいようにされる。人にみくびられる。ばかにされる。
    1. [初出の実例]「親仁めに眉毛(マツゲ)よまれて、衆道門の窮屈な方へ落入たまふな」(出典:浮世草子・風流曲三味線(1706)一)

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