20世紀日本人名事典 「矢内原伊作」の解説
矢内原 伊作
ヤナイハラ イサク
- 生年
- 大正7(1918)年5月2日
- 没年
- 平成1(1989)年8月16日
- 出生地
- 愛媛県新居浜市
- 学歴〔年〕
- 京都帝国大学文学部哲学科〔昭和16年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 産経児童出版文化賞(第36回)〔平成1年〕「矢内原先生の聖書ものがたり」
- 経歴
- 経済学者・矢内原忠雄の長男。学習院大学助教授、大阪大学助教授、同志社大学教授を経て昭和45年法政大学教授。サルトル、カミュの実存主義の移殖につとめるかたわら、芸術批評にも筆を染め、ジャコメッティの紹介などで知られる。著書に「顔について」「抵抗詩人アラゴン」「芸術家との対話」「ジャコメッティとともに」「京都の庭」「サルトル」。その他、リルケ「愛の手紙」、カミュ「シジフォスの神話」などの翻訳がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報