知鑑(読み)ちかん

精選版 日本国語大辞典 「知鑑」の意味・読み・例文・類語

ち‐かん【知鑑・智鑑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「鑑」はかがみ ) 事理にあかるく賢明で、観察力にすぐれること。また、その能力
    1. [初出の実例]「時に戒珠玷(か)くること无く、智鑒恒に耀く」(出典日本霊異記(810‐824)上)
    2. [その他の文献]〔南史‐宋本紀上・高祖〕

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「知鑑」の解説

知鑑 ちかん

1606-1678 江戸時代前期の僧。
慶長11年生まれ。浄土宗駿河(するが)(静岡県)宝台院の知童について出家武蔵(むさし)川越(埼玉県)蓮馨寺,鎌倉光明寺の住職などをへて,寛文3年京都知恩院をつぐ。のち伊勢(いせ)(三重県)に千姫追善のために寂照寺をひらいた。延宝6年3月6日死去。73歳。遠江(とおとうみ)(静岡県)出身。俗姓奥津。字(あざな)は寂照。号は信蓮社玄誉忠阿。著作に「十八通抄事理縦横鈔」など。

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