デジタル大辞泉
「短」の意味・読み・例文・類語
たん【短】
欠けていること。また、劣っていること。欠点。短所。「人の短を言う」⇔長。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
たん【短】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) みじかいこと。また、そのさま。物の長さや期間などがみじかいこと。〔戦国策‐秦策〕
- ② ( 形動 ) 欠けていること。能力などが他と比べておとっていること。つたない部分。また、そのさま。短所。欠点。
- [初出の実例]「他人の短をば語と云へども身の上の過を顧ず」(出典:愚迷発心集(1213頃))
- 「彼が長を採りて我短(タン)を補ひ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一九)
- [その他の文献]〔史記‐田
伝〕
- ③ 「たんか(短歌)」の略。
- [初出の実例]「老身重病経レ年辛苦及思二児等一歌七首 長一首短六首」(出典:万葉集(8C後)五・八九七・題詞)
- ④ 花札で、赤や青の色の短冊(たんざく)がついた五点札のこと。「青短」
- [初出の実例]「悋(おし)がるものを無理無躰。〈略〉おいてうかぶたんぶたうんすん。辰ヤアヤアと差出せば」(出典:浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)五)
- ⑤ 「たんおんかい(短音階)」の略。
みじか【短】
- [ 1 ] 〘 造語要素 〙 ( 形容詞「みじかい」の語幹相当部分 )
- ① それが相対的に短い形、低い形であることを表わす。「みじか山」「みじか袖」など。
- [初出の実例]「雞のひなの、足高に、白うをかしげに、きぬみじかなるさまして」(出典:枕草子(10C終)一五一)
- ② 続き具合が短いことを表わす。「みじか歌」「みじか夜」「ことばみじか」など。
- ③ 人の気持などが、せわしいさまを表わす。「気みじか」
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 腰のあたりまでの丈しかない仕事着。腰切り。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
普及版 字通
「短」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 