短褐(読み)たんかつ

精選版 日本国語大辞典 「短褐」の意味・読み・例文・類語

たん‐かつ【短褐】

〘名〙 たけの短い粗服や布子。賤しい者が着る衣服
続日本紀‐延暦七年(788)九月庚午「今聞、造宮役夫短褐不完」
太平記(14C後)一一「短褐(タンカツ)に貌を窶(やつし)て縁を尋し旅人の、捕えられて死せしは」 〔韓非子五蠹

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普及版 字通 「短褐」の読み・字形・画数・意味

【短褐】たんかつ

短い粗衣。晋・陶潜五柳先生伝〕短結し、(たんぺう)(しばしば)しけれども晏如たり。

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