石堂寺(読み)いしどうじ

日本歴史地名大系 「石堂寺」の解説

石堂寺
いしどうじ

[現在地名]丸山町石堂

丸山川左岸の丘陵に位置する。長安山東光院と号し、本尊十一面観音立像(国指定重要文化財)天台宗。神亀三年(七二六)行基の開創と伝え、寺号はもと石塔寺と記し、近江・上野の石塔寺とともに日本三塔寺とよばれた。仁寿年間(八五一―八五四)円仁により再興され、天台寺院として寺観を整えたという。嘉禄元年(一二二五)定弁が中興するが、文明一九年(一四八七)夜盗の災火で焼失。当時大塚山にあったが、大永二年(一五二二)宗海が一族の丸氏の援助をもって再建したとき現在地に移建したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「石堂寺」の解説

石堂寺

千葉県南房総市にある天台宗の寺院。旧称「石塔寺」。本堂薬師堂などは国の重要文化財に指定されている。

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