石橋郷(読み)いしばしごう

日本歴史地名大系 「石橋郷」の解説

石橋郷
いしばしごう

きつね川と境川に挟まれた石橋一帯に比定される。明応五年(一四九六)三月一二日の武田信縄制札(熊野神社蔵)に「いしはし三ツくぬきくまのゝ宮」とみえる。三椚みつくぬぎは当郷内にあったとみられるが、別に熊野神社が当郷と三椚の双方鎮守であったとの見方も否定できない。永禄四年(一五六一)の番帳に二一番「石はしの禰き」とみえ、当郷の八幡宮禰宜小黒坂こぐろさか熊野権現の禰宜とともに、また続く二二番の組で三椚熊野神社の禰宜と、同じく当時は当郷内とみられる「もち久の禰宜」、すなわち現前間田まえまだ諏訪神社の禰宜とが勤番を命じられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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