石河幹明(読み)イシカワ ミキアキ

20世紀日本人名事典 「石河幹明」の解説

石河 幹明
イシカワ ミキアキ

明治大正期の新聞人 時事新報編集主筆。



生年
安政6年10月17日(1859年)

没年
昭和18(1943)年7月25日

出生地
茨城県

学歴〔年〕
慶応義塾本科〔明治17年〕卒

経歴
時事新報社に入り、記者生活の後、取締役主筆、編集長となり、明治から大正にかけて時事の論説主宰。大正11年退社したが翌12年名誉主筆として復社、福沢諭吉の筆を継承した。また同年福沢諭吉伝記編纂所を開設し、昭和7年「福沢諭吉伝」(全4巻)を発刊した。編著に「福沢全集」(全10巻)、「続福沢全集」(全7巻)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石河幹明」の解説

石河幹明 いしかわ-みきあき

1859-1943 明治-昭和時代前期のジャーナリスト
安政6年10月17日生まれ。福沢諭吉の創刊した「時事新報」の記者となり,のち編集長として活躍。母校慶応義塾の評議員もつとめ,大正12年からは福沢諭吉の著作の編集に尽力した。昭和18年7月25日死去。85歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身。編著に「福沢諭吉伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の石河幹明の言及

【池辺三山】より

…報道主義の立場から海外報道の充実や〈つや種〉の社会面からの排除など紙面の近代化を進めたほか,夏目漱石と朝日新聞社の専属契約,二葉亭四迷の庇護(ひご),新人作家の起用など近代文学史上にも特筆すべき足跡を残している。その論説の筆力は,《国民新聞》の徳富蘇峰,《時事新報》の石河幹明とともに〈三名主筆〉と称せられた。【佐々木 隆】。…

※「石河幹明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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