日本歴史地名大系 「石高新田」の解説
石高新田
いしだかしんでん
二集落から成り、上沼新田は
延宝八年(一六八〇)の中ノ島組無作村々麦種子代金拝借帳(釈迦塚区有文書)に「四両銀拾弐匁 下沼新田」「三分銀六匁 上沼新田」とある。上沼新田は現在地よりもっと北に位置したが、水腐地の拡大によって南に移動したと伝える。元禄郷帳は中条村枝郷と記し、二六二石五升余。正徳四年(一七一四)の中之島組田畑并万郷帳写(大竹邸記念館蔵)によると、上沼新田は田三四町三反余・分米七四石五斗余、畑九町四反余・分米一八石九斗余、家数本家六・名子家四〇・間脇家二、人数男一二九・女一二七。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報