砂地植物(読み)すなちしょくぶつ

日本大百科全書(ニッポニカ)「砂地植物」の解説

砂地植物
すなちしょくぶつ

砂丘などのような動く砂地に生育することのできる植物のことで、砂丘植物ともいう。砂地植物は砂に埋もれたり、砂とともに飛ばされたりという条件下に置かれるため、芽を上方に伸ばして新葉を砂上に広げるという体制をとって生存していく。コウボウムギ、ハマヒルガオ、ハマニンニクなどが日本の代表的な海岸砂地植物である。砂の移動には、風による場合(沖縄)と波による場合(北海道から九州)とがあり、埋没に対する植物の反応は同じであっても、植生にはそれぞれ特色がある。ケカモノハシが沖縄にみられないのは、その一例である。

[延原 肇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典「砂地植物」の解説

すなち‐しょくぶつ【砂地植物】

〘名〙 海岸や砂漠などの砂地に生育する植物。多年生で、地下茎や匍匐(ほふく)根で繁殖するものが多い。コウボウムギ・ハマヒルガオなど。

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