砂雪隠(読み)スナセッチン

デジタル大辞泉 「砂雪隠」の意味・読み・例文・類語

すな‐せっちん【砂雪隠】

茶道で、内露地に設けた便所。広さは一坪内外で、自然石を置き、川砂を盛り、砂かけ用の触杖そくじょうを添える。現在では装飾用。飾り雪隠

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精選版 日本国語大辞典 「砂雪隠」の意味・読み・例文・類語

すな‐せっちん【砂雪隠】

  1. 〘 名詞 〙 茶の湯で、露地口の内に設けた雪隠。自然石を置き川砂を盛り、杖を添えてある。本来貴人用便のためのものだが、現在では装飾用。飾り雪隠。石雪隠。すなせついん。
    1. [初出の実例]「綺麗なる物、一 泉水の流澄みたる、〈略〉一 すなせっちん」(出典:仮名草子・犬枕(1606頃))

すな‐せついん【砂雪隠】

  1. 〘 名詞 〙すなせっちん(砂雪隠)
    1. [初出の実例]「四海浪しづかになった腹こころ 砂雪隠にかよう龍神」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)五)

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