用便(読み)ヨウベン

デジタル大辞泉 「用便」の意味・読み・例文・類語

よう‐べん【用便】

[名](スル)
用事をたすこと。用弁
「今日は水曜日だから、―外出の日だから」〈有島或る女
大小便をすること。
「かなり悪い病気の時でも室内で―する事をいやがった」〈志賀和解
[類語]用足し排泄小用こよう小用しょうよう排尿放尿遺尿利尿頻尿手水ちょうず尿意寝小便立ち小便連れ小便おねしょ失禁ちびる用を足す

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精選版 日本国語大辞典 「用便」の意味・読み・例文・類語

よう‐べん【用便】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 用事をたすこと。ようたし。用弁。
    1. [初出の実例]「其筆記者当人に於ても〈略〉殆んど推測に能はざる底(ほど)の擲(なぐ)り付を以て用便(ヨウベン)を達する」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉一七)
  3. 小便をすること。また、大小便。
    1. [初出の実例]「祖母はかなり悪い病気の時でも室内で用便する事を厭がった」(出典:和解(1917)〈志賀直哉〉一一)

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