弾道ミサイルなどが日本領域に飛来する事態に備え、防衛相が自衛隊に出すミサイルの破壊命令。自衛隊法は/(1)/日本の領域に飛来する恐れがあり、落下による被害を防止する必要があると認められる場合/(2)/飛来する恐れがあるかは不明だが、事態が急変して飛来するのに備える―の2通りを規定する。北朝鮮が人工衛星打ち上げと称してミサイルを発射した2009年に発令したのが初めて。その後も発射兆候があるたびに発令してきたが、これまでに迎撃した事例はない。
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