確率論的リスク評価(読み)カクリツロンテキリスクヒョウカ

デジタル大辞泉 「確率論的リスク評価」の意味・読み・例文・類語

かくりつろんてき‐リスクひょうか〔‐ヒヤウカ〕【確率論的リスク評価】

施設システムにおいて発生する可能性のある事故を網羅的に抽出し、その発生頻度や影響の大きさを定量的に評価することで、危険度(リスク)を推定する手法航空船舶原子力などの分野で用いられる。PRA(probabilistic risk assessment)。→確率論的安全性評価

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共同通信ニュース用語解説 「確率論的リスク評価」の解説

確率論的リスク評価(PRA)

原発で起こり得るあらゆる故障や異常が重大事故に至るまでの流れを体系的に分析する手法。その発生頻度と発生時の影響を数値で示し、危険がどれほど小さいかで安全性を判断する。安全対策の妥当性を確認するほか、潜在的なリスク要因の発見にも使う。欧米諸国では評価を基に機器や運転手順などに安全上の重要度を付け、限られた資金や人的資源を効果的に投入するため積極的な活用が進む。日本での本格導入は遅れている。

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