磐梯町(読み)ばんだいまち

日本歴史地名大系 「磐梯町」の解説

磐梯町
ばんだいまち

面積:五九・七一平方キロ(境界未定)

喜多方市によって東西に二分された耶麻郡のうち、東半の南西部に位置する。北は北塩原きたしおばら村、東は猪苗代町、西は塩川しおかわ町、南は猪苗代湖に源を発して西流する日橋につぱし川を挟んで河沼郡河東かわひがし町に隣接する。町域は北東の磐梯山および同山から西に延びる猫魔ねこま火山群の猫魔ヶ岳(一四〇四メートル)厩岳まやたけ(一二六一メートル)古城こじようヶ峰(一二八七・八メートル)などの山々の南面に広がり、東西に長く、南西部に開けた低丘陵地に諸集落がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磐梯町」の意味・わかりやすい解説

磐梯〔町〕
ばんだい

福島県中部,猪苗代湖北西方にある町。 1889年磐梯,更科 (さらしな) ,大谷,赤枝 (あかえだ) の4村が合体して磐梯村となり,1960年町制。平安時代初期に高僧徳一大師が慧日寺を創建。子院三千余,寺領 18万石を有し,東北地方の仏教の中心地として繁栄した。慧日寺跡は史跡に指定されている。江戸時代には二本松街道宿場町として発展。日橋川に発電所建設後,非鉄金属精練関係の工場が立地。高原野菜,花卉のほかシイタケやリンゴを産する。磐梯ゴールドラインで知られる観光の町で,磐梯清水平ではゴルフ,スキーなど通年楽しめる。磐梯朝日国立公園に属する。 JR磐越西線,磐越自動車道が通る。面積 59.77km2(境界未定)。人口 3322(2020)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android