礒貝勇(読み)イソガイ イサム

20世紀日本人名事典 「礒貝勇」の解説

礒貝 勇
イソガイ イサム

昭和期の工業教育家,民俗学者 中部工業大学教授。



生年
明治38(1905)年1月10日

没年
昭和53(1978)年4月6日

出生地
広島

学歴〔年〕
神戸高工機械科〔大正15年〕卒

経歴
大正15年以来、広島、東京、新潟、愛知などで県立工業高等学校の教諭校長を歴任後、中部工業大学教授。また昭和10年から渋沢敬三主宰アチック・ミューゼアム(のち日本常民文化研究所)同人、さらに12年から日本民族学会附属民族学研究所研究員として足半草履、背負梯子など民具を研究、また朝鮮多島海、瀬戸内海島嶼などの民俗調査を実施した。著書に「中国地方における砂鉄精錬の史的研究」「安芸国昔話集」「母に聞いた話」「丹波の話」「日本の民具」「続日本の民具」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「礒貝勇」の解説

礒貝勇 いそがい-いさむ

1905-1978 昭和時代の民俗学者。
明治38年1月10日生まれ。広島,愛知などの県立工業高校教諭・校長をへて,昭和40年中部工大(現中部大)教授。また,アチック・ミューゼアム(のち日本常民文化研究所)にくわわり,民具の収集と研究に関与する。同研究所理事,愛知県文化財専門委員をつとめた。昭和53年4月6日死去。73歳。広島県出身。神戸高工卒。著作に「日本の民具」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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