社会的企業(読み)シャカイテキキギョウ

デジタル大辞泉 「社会的企業」の意味・読み・例文・類語

しゃかいてき‐きぎょう〔シヤクワイテキキゲフ〕【社会的企業】

事業を通じて社会問題改善を図ることを目的とする企業採算性も考慮しながら組織的に社会的事業を展開することで、貢献範囲を広げることが可能となる。マイクロクレジットと呼ばれる無担保少額融資を通じて貧困層自立を支援し、ノーベル平和賞を受賞したムハマド=ユヌスグラミン銀行が典型例。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

人事労務用語辞典 「社会的企業」の解説

社会的企業

「社会的企業」とは、営利を目的とせず、事業を通じて社会的な目的の達成をめざす企業やNPOなどのことです。英語ではソーシャル・エンタープライズ(Social Enterprise)と呼ばれ、環境や福祉教育など社会的課題の解決経営ビジネス手法をもって貢献すること――すなわち「ソーシャル・ビジネス」に取り組む事業体を指します。また、そうしたビジネスモデルを創出した起業家を「社会起業家」と呼びます。
(2012/7/30掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android