祇園精舎の鐘(読み)ぎおんしょうじゃのかね

精選版 日本国語大辞典 「祇園精舎の鐘」の意味・読み・例文・類語

ぎおんしょうじゃ【祇園精舎】 の 鐘(かね)

  1. 祇園精舎無常院無常堂という堂があって、それには鐘が八つあり、四つ白銀、四つは頗梨(はり)で、その頗梨の鐘から、「諸行無常、是生滅法生滅滅已寂滅為楽」の声を出し、または「無常、苦、空、無我」の音を出したという。祇園図経の説。
    1. [初出の実例]「かの天竺の祗園精舎の鐘の音」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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