祇園精舎の鐘(読み)ぎおんしょうじゃのかね

精選版 日本国語大辞典 「祇園精舎の鐘」の意味・読み・例文・類語

ぎおんしょうじゃ【祇園精舎】 の 鐘(かね)

  1. 祇園精舎無常院無常堂という堂があって、それには鐘が八つあり、四つ白銀、四つは頗梨(はり)で、その頗梨の鐘から、「諸行無常、是生滅法生滅滅已寂滅為楽」の声を出し、または「無常、苦、空、無我」の音を出したという。祇園図経の説。
    1. [初出の実例]「かの天竺の祗園精舎の鐘の音」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android