寂滅為楽(読み)じゃくめついらく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

寂滅為楽
じゃくめついらく

この人生はすべて苦であるのに対し,仏教の究極的理想の境地であるニルバーナ (→涅槃 ) は,すべての苦しみ,悩みから離れた,絶対に安静で,真の楽しみの境地であるということ。『涅槃経』に説かれる諸行無常偈の第四句。

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デジタル大辞泉の解説

じゃくめつ‐いらく〔‐ヰラク〕【寂滅為楽】

仏語。涅槃(ねはん)の境地に至って、初めて真の安楽を得ることができるということ。

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大辞林 第三版の解説

じゃくめついらく【寂滅為楽】

涅槃経の偈にある語。寂滅が真の楽しみである、の意。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じゃくめつ‐いらく ‥ヰラク【寂滅為楽】

〘名〙 仏語。涅槃経四句(げ)の最後の一句。煩悩の境を脱し、涅槃の境地にいたって、はじめて真の安楽があるということ。
※観智院本三宝絵(984)上「鬼の云ふ、生滅滅已寂滅為楽となむ云ふと」
※浄瑠璃・曾根崎心中(1703)道行「七つの時が六つ鳴りて、残る一つが、今生の鐘の響きのききをさめ、じゃくめつゐらくとひびくなり」

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