(読み)ソ

デジタル大辞泉 「祚」の意味・読み・例文・類語

そ【祚】[漢字項目]

[音]ソ(漢)
天からくだされる幸福。「福祚
天子の位。「皇祚聖祚践祚重祚ちょうそ帝祚

そ【×祚】

天子の位。
「皇子御誕生あって、―をつがしめん事も」〈平家・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祚」の意味・読み・例文・類語

そ【祚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天子の位。ひいて、天子、王朝統治
    1. [初出の実例]「仁明は嵯峨の第二の王子、淳和天皇の御子達を閣(さしおい)て、祚をふみ給ひき」(出典保元物語(1220頃か)上)
    2. [その他の文献]〔鍾会‐檄蜀文〕
  3. とし。年。年祚。
    1. [初出の実例]「項王遂に亡びて、漢七百の祚(ソ)を保ちし事は、陳平張良が謀にて、偽って和睦せし故也」(出典:太平記(14C後)二八)
    2. [その他の文献]〔曹植‐元会詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android