デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神吉寿平」の解説
神吉寿平(3代) かみよし-じゅへい
文化14年6月28日生まれ。2代神吉寿平の長男。肥後熊本藩につかえ,精巧な肥後金工の作風をまもり,鐔(つば)細工などで近世の名工といわれた。金工鑑定家としても知られる。明治17年8月30日死去。68歳。名は正康。通称は甚左衛門。号は楽寿。
神吉寿平(初代) かみよし-じゅへい
宝暦4年生まれ。肥後熊本藩の命で林家3代の藤八の門にはいり,春日派の祖林家の技術をつたえたといわれる。鐔(つば)作りで知られ,藩主から神吉の姓をゆるされ,同藩につかえた。文政3年死去。67歳。名は正忠,忠光。