日本歴史地名大系 「神戸里」の解説 神戸里かんべのさと 島根県:出雲国秋鹿郡神戸里「和名抄」に記載がないが、「出雲国風土記」に秋鹿郡四郷以外として神戸里がみえる。恵曇(えとも)郷の南、多太(ただ)郷の東に位置すると考えられ、「出雲国風土記鈔」があげる地名によれば、現鹿島(かしま)町佐陀宮内(さだみやうち)、松江市古志(こし)町などを含む地域に比定される。 神戸里かんべのさと 島根県:出雲国神門郡神戸里「和名抄」に記載されない。「出雲国風土記」の神門郡内に神戸里とみえ、郡家の南東一〇里にあると記す。天平一一年(七三九)の出雲国大税賑給歴名帳(正倉院文書)に神戸とみえ、寡一四人など一六人(神奴部・日置部・出雲積)が賑給の対象となっており、穀二八石が支給されている。 神戸里かんべのさと 島根県:出雲国楯縫郡神戸里「和名抄」に記載されない。「出雲国風土記」に楯縫郡四郷と別に神戸里とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by