神瀬村(読み)かんせむら

日本歴史地名大系 「神瀬村」の解説

神瀬村
かんせむら

[現在地名]加茂川町神瀬・船津ふなつ

黒瀬大向くろせおおむかい村の枝村歳末としすえ村の東にあり、東は旭川を隔てて美作国久米北条くめほくじよう栃原とちばら(現久米郡旭町)。旭川右岸の谷筋と急崖上に広がる高原を含む。寛永備前国絵図に村名がみえ、高三四石余。寛永七年(一六三〇)検地では朱印高のほか改出高一八四石余(貞享元年「津高郡高目録」池田家文庫)正保郷帳には枝村として水谷みずたに村・塩谷しおたに村・一宇原村・大目村・大向村を載せる。


神瀬村
かみぜむら

[現在地名]大台町神瀬

新田しんでん村の南西宮川左岸にある。文禄検地帳(徳川林政史蔵)に「神瀬村」と記されている。元禄郷帳は神瀬村枝郷として河内新田を記す。開発の史料として享保一一年(一七二六)新田子改検地帳(同蔵)が伝わる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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