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神荼・鬱塁 しんとうつるいShēn shū,Yù lǜ

世界大百科事典 第2版の解説

しんとうつるい【神荼・鬱塁 Shēn shū,Yù lǜ】

旧中国において歳末になると,入口の左右の扉にはって魔よけとした門神の像の名。〈しんとうつりつ〉とも読む。2神はもと人に災いをなす鬼(亡霊)をの縄でしばり,虎に食わせた兄弟であるという(《風俗通》祀典篇)。2神の信仰は後漢以降とされ,初め桃の木で作られた人形であったが,六朝後半には,すでに絵となり,後世,美しい印刷物となった。清代,一般に甲冑に身をかためた武将像の門神が用いられ,俗説に2神のことともいう。

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世界大百科事典内の神荼・鬱塁の言及

【モモ(桃)】より

…あるいは東海中の度朔山には3000里に蟠(わだかま)る桃の大樹(蟠桃とも呼ばれる)があり,その枝の東北部分のすきまが門になっていて,万鬼が出入りする(すなわち鬼門)。その門に神荼(しんと)・鬱塁(うつるい)の二神がいて悪鬼の侵入を防ぐが,それが上述の門口に桃の人形を懸ける風習の起源になったと説明される。また初期の道教経典に,天地の中央の玉京山に高さ390万億里の桃の木が生えるとあるのも,世界樹としての桃である。…

※「神荼・鬱塁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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