神道寛次(読み)ジンドウ カンジ

20世紀日本人名事典 「神道寛次」の解説

神道 寛次
ジンドウ カンジ

大正・昭和期の弁護士,社会運動家



生年
明治29(1896)年11月20日

没年
昭和46(1971)年2月17日

出生地
愛知県

学歴〔年〕
小卒

経歴
布施辰次法律事務所で手伝いながら大正11年独学弁護士試験に合格。12年の亀戸事件で布施弁護士らと救援活動。13年兵役を終えて弁護士となり自由法曹団に参加、福田雅太郎大将狙撃事件京都学連事件などの弁護活動を行う。3.15事件、4.16事件の弁護に当たった日本労農弁護士団の他の弁護士と共に、13年治安維持法違反で検挙された。戦後20年自由法曹団再建に加わり、三鷹事件松川事件の弁護に当たった。この間、3年の第1回普選に労働農民党から立候補、4年新労農党の結成に参加。戦後は日本共産党から数回衆院選に立候補した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神道寛次」の解説

神道寛次 じんどう-かんじ

1896-1971 大正-昭和時代の弁護士。
明治29年11月20日生まれ。布施辰治法律事務所に出入りし,独学で弁護士試験に合格。大正12年の亀戸(かめいど)事件では布施らの糾弾運動を支援。13年弁護士となって自由法曹団にはいり,福田雅太郎大将狙撃(そげき)事件,京都学連事件などを担当。戦後,自由法曹団の再建に参加。三鷹事件,松川事件にたずさわった。昭和46年2月17日死去。74歳。愛知県出身。陸軍工科学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「神道寛次」の解説

神道 寛次 (じんどう かんじ)

生年月日:1896年11月20日
大正時代;昭和時代の弁護士;社会運動家
1971年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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