神韻(読み)シンイン

デジタル大辞泉 「神韻」の意味・読み・例文・類語

しん‐いん〔‐ヰン〕【神韻】

詩文絵画などの、神わざのようなすぐれた趣。
「其製形に顕わるるや絵画、彫刻、陶磁、漆器等の―雅致となり」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神韻」の意味・読み・例文・類語

しん‐いん ‥ヰン【神韻】

〘名〙 芸術作品あるいは人格などに感じられる、すぐれた趣。
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「其製形に顕はるるや絵画 彫刻 陶磁 漆器等の神韻雅致となり」 〔宋書‐王敬弘伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「神韻」の読み・字形・画数・意味

【神韻】しんいん(ゐん)

人品高尚、また、詩書画などの卓絶した趣。〔広芸舟双楫〕宋人の書、山谷を以て最と爲す。變端無く、深く亭(王羲之、蘭亭集の序)の三昧を得たり。其の俗に至りては、()鶴銘(えいかくめい)より出でて、新理を加ふ。

字通「神」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android