祭壇座(読み)サイダンザ(その他表記)Ara

デジタル大辞泉 「祭壇座」の意味・読み・例文・類語

さいだん‐ざ【祭壇座】

南天の小星座さそりの南にあり、8月上旬の午後8時ごろ南中するが、日本から全部は見えない。学名ラテン〉Ara

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祭壇座」の意味・読み・例文・類語

さいだん‐ざ【祭壇座】

  1. 南天の星座。トレミー星座一つさそり座の南にある。α(アルファ)星は光度三・〇等。日本からはごく一部分しか見えない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「祭壇座」の意味・わかりやすい解説

さいだん(祭壇)座 (さいだんざ)
Ara

略号はAra。南天の星座。さそり座の南につづく小星座で,ギリシア時代より〈犠牲をささげるもの〉と呼ばれていた。α星は光度3.0等,スペクトル型はB3,β星は2.8等,スペクトル型はK1,γ星は3.5等,スペクトル型はB1である。散開星団NGC6208,IC4651,球状星団NGC6352,NGC6362,NGC6397がある。概略位置は赤経17h10m,赤緯-55°。午後8時の南中は8月上旬である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「祭壇座」の意味・わかりやすい解説

さいだん(祭壇)座【さいだんざ】

8月上旬,南の地平線上に上半分が見える小星座。明るい恒星はない。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の祭壇座の言及

【コンゴウインコ】より

…オウム目オウム科コンゴウインコ属Araおよびスミレコンゴウ属Anodorhynchusの鳥の総称,またはそのうちの1種を指す。コンゴウインコ類は,上くちばしが鋭く鉤(かぎ)形に曲がった非常に強大なくちばしと,全長の2/3近くを占める長いくさび形の尾をもった大型のインコである。…

※「祭壇座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android