禁省(読み)きんしょう

精選版 日本国語大辞典 「禁省」の意味・読み・例文・類語

きん‐しょう‥シャウ【禁省】

  1. 〘 名詞 〙 宮中役所禁中の役所。また、宮中。きんせい。
    1. [初出の実例]「第二皇子、百日嘉辰、合宴於禁省矣」(出典本朝文粋(1060頃)一一・中宮御産百日和歌序〈藤原伊周〉)
    2. 「禁省 キムシャウ」(出典:色葉字類抄(1177‐81))

きん‐せい【禁省】

  1. 〘 名詞 〙きんしょう(禁省)〔広益熟字典(1874)〕

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普及版 字通 「禁省」の読み・字形・画数・意味

【禁省】きんしよう(しやう)

御所。〔後漢書、皇后下、安思閻皇后紀〕太后久しく國を專らにせんと欲す。(諸臣(こもごも)相ひ阿黨し、互ひに威を作(な)し、禁省を探刺し、唱和を爲す。皆大いに不なり。

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