福原五岳(読み)ふくはら ごがく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福原五岳」の解説

福原五岳 ふくはら-ごがく

1730-1799 江戸時代中期-後期画家
享保(きょうほう)15年生まれ。京都池大雅(いけの-たいが)の門にはいり,人物画を得意とし,大坂にゆき師の画風をひろめた。また六言詩や書にもすぐれ,酒の上の逸話(いつわ)がおおくつたわる。寛政11年11月17日死去。70歳。備後(びんご)(広島県)出身。名は元素。字(あざな)は子絢(しけん)。通称大助。別号に玉峰,楽聖堂。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「福原五岳」の意味・わかりやすい解説

福原五岳
ふくはらごがく

[生]享保15(1730).尾道
[没]寛政11(1799).11.17. 大坂
江戸時代中・後期の南画家。名は元素,字は子絢,号は五岳,玉峰,楽聖堂。京都に上って池大雅に絵を学び,大坂へ移って大雅風を広めた。山水人物画を得意とする。

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