福田内閣(読み)ふくだないかく(英語表記)Fukuda Administration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

福田内閣
ふくだないかく
Fukuda Administration

1976年末の総選挙における自民党の敗北と与野党伯仲時代の到来の中で,福田赳夫内閣は同年 12月 24日に成立した。経済政策において福田内閣は,三木内閣に引き続き石油危機以来の不況対策に追われ,国債依存度は 78年度予算において,当初予算としては初めて 30%を超えた。この中で日本経済は,外需に依存して徐々に回復したが,日本の集中豪雨的な輸出に対する批判や,米独とともに日本も世界経済回復を主導すべきだという対外的な圧力が強まった。福田首相は 78年7月のボン・サミットで7%経済成長,貿易黒字減らしを公約し,内需拡大に努力した。外交では 78年8月に日中平和友好条約を締結した。この問題については反覇権条項をめぐり三木内閣以来行き詰まっていたものである。さらに 77年4月に福田は,三木時代のもう一つの懸案である自民党の総裁選の改革を実現した。これにより初めて全党員による予備選挙が導入され,この選挙で上位2名の候補者について国会議員による本選挙が行なわれることになった。しかし新規程に基づいて実施された 78年 11月の予備選挙で1位になったのは,田中派の支援を受けた大平正芳だった。福田は本選挙への立候補を辞退し,福田内閣は同年 12月7日に総辞職した。

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知恵蔵の解説

福田内閣

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