デジタル大辞泉
「福者」の意味・読み・例文・類語
ふく‐しゃ【福者】
1 幸運にめぐまれた人。また、富裕な人。福人。
2 カトリック教会で、死後、その聖徳を認められた者に対して、教会より贈られる敬称。また、それを受けた人。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
ふく‐しゃ【福者】
- 〘 名詞 〙
- ① 幸せな人。富裕な人。福人。
- [初出の実例]「かのふん女は、おなじくふくしゃといひながら」(出典:曾我物語(南北朝頃)六)
- ② カトリック教会で、死後、その聖徳を認められた者に対して、教会が贈る敬称。また、それを受けた人。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
福者
ふくしゃ
Beatus; Blessed
カトリック教会において,死後,その司牧活動や殉教などの聖なる生涯のゆえ信徒の崇敬の対象となることを教会法に従って認められた者。福者の列に加えられる手続きを列福と呼ぶ。さらに二つ以上の奇跡的行為や優れた生活などが教会によって認定されるときは,列聖の手続きを経て聖人(→聖者)となる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の福者の言及
【聖人】より
…もと自然に発生した習慣だっただけに聖人認定の手続も定かでなく,死体が腐朽しないことだけでも聖性を証すると考えられ,せいぜい司教が認定するのみであったが,12世紀から新聖人認定権は教皇庁の独占するところとなり,列聖の手続や儀式も整った。17世紀には一段下の聖性をもつ福者beatus,beataの位階も設けられた。ルター以下,宗教改革者たちは一様に聖人崇拝に反対した。…
※「福者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 