秋里遺跡(読み)あきさといせき

日本歴史地名大系 「秋里遺跡」の解説

秋里遺跡
あきさといせき

[現在地名]鳥取市秋里・江津

鳥取平野北部に位置する秋里・江津えづにある祭祀関係遺跡。旧千代川左岸(現旧袋川左岸)に形成された標高三―四メートルの自然堤防上に立地する。現在も残る中世の土塁遺構に始まり、最下層は弥生時代中期までさかのぼる複合遺跡である。昭和四九年(一九七四)工事中に発見された後、平成元年(一九八九)まで断続して調査が実施されている。

昭和四九年から行われた外河原そとがわらの調査では、現地表下二・五―四メートルの深さから大量の土師器と特異な祭祀遺物出土し注目を集めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android