租帳(読み)ソチョウ

デジタル大辞泉 「租帳」の意味・読み・例文・類語

そ‐ちょう〔‐チヤウ〕【租帳】

奈良平安時代諸国から前年度の納入状況を中央に報告した帳簿国司から太政官へ送られた。輸租帳

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「租帳」の意味・読み・例文・類語

そ‐ちょう‥チャウ【租帳】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、諸国から前年度の租の納入状況を中央政府に報告した帳簿。四度公文(しどのくもん)調帳の付属文書(枝文)の一つ。輸租帳。
    1. [初出の実例]「其職田空経年序、租帳不其由」(出典日本三代実録‐元慶七年(883)一〇月二〇日)

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世界大百科事典(旧版)内の租帳の言及

【輸租帳】より

…奈良・平安時代に諸国において毎年作成された田租や地子稲を徴収するための帳簿。租帳ともいう。貢調使が関係帳簿とともに中央に提出した。…

※「租帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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